Hafler P4000

しばらくは天井に穴があいている状態なので、この機会に思い切りシンプルなシステムを組んでいました。CD12のバランス出力からHafler P4000のバランス入力(しかないんだけど)に直結。音量はHaflerのほうで調整しています。左右を同じ音量にするのがちと面倒くさいけど、これがけっこういける音なんです。素の音、むき出しの音。確かに整理されていない音ではあるんだけど、好きだなあ、この直接感。IlungoやStellavoxなどのパッシブアッテネーターを使うひとの気持ちが分かります。

そうそう、このHafler P4000というプロ用のパワーアンプ。以前、「無線と実験」誌でQUADのスピーカーを鳴らされている方がいて、気になっていました。「音の立ち上がり」がいいのが特徴だとその方は書いておられましたが、とんでもなくニュートラルで静かで、それでいてパワフル。定価が20万円で、中古だと6〜8万円くらいでしょうか。サブシステムにするにはもったいない、いいアンプだと思います。ちなみに設計者はDavid Haflerで、ダイナコのアンプの設計で有名だそう。真空管の回路を知り尽くしたひとなのでしょう。