dbx 234xs

チャンネルデバイダーDBX 234XSを使用し、高域ユニット075を加える。3ウエイシステムの場合、一般的にチャンネルデバイダーはまず、低域ユニットと中域ユニットのあいだに入れる。市販のSPシステムでもそういうものはあるし、マルチアンプシステムの教科書にもそう書いてある。チャンデバを所有している人は、ほぼ100パーセントがそうするだろう。私自身もずっとそうしてきた。

だが1年ほど前に低域と中域のあいだにはネットワークを使用し、そこにチャンデバで分割した高域信号を加える方法を試してみたところ、俄然、視界がひらけたような音が出てきた。それ以来、もっぱらこの接続法が我が家のスタンダードになっている。

075を加えると、空間の奥行きや広さが増し、より繊細なニュアンスが聞き取れる。2wayのざっくりした音も魅力だが、録音のいいソフトほど3wayの魅力が増して聞こえる。