チャンデバやネットワークの設定はそのままに、ドライバー475を375に置き換えてみる。音の立ち上がりが抜群に良くなり、低音楽器がグイーンと伸びる。では375は475よりもすぐれたドライバーなのか? そう言い切れるものでもないような…。

たとえば375と075を7000Hzでクロスさせると、まるで一つのユニットのように自然に鳴る。475と075を同じ7000Hzでクロスさせるとちょっと歪みっぽいというか、時代が合わない?ような感じ。でも、クロスを10Kにあげてやると、透明感のある075とは思えないような音になる。SPユニットはあくまでもユニット。SPシステム全体のバランス、出したい音の方向性こそ重要なんですよね。