MAKIZOU CRAFTさんに製作をお願いしていたボードが、昨日到着しました。フィンランドバーチ材の合板で、72ミリ厚。クリアラッカーの仕上げがとても美しい。でも、持った瞬間に「しまった!」と思いました。思っていたよりもずっと軽いんです。アピトン合板が比重が0.9くらいなのに、バーチ材は0.6くらいなんですね。うかつでした。

しかし、NAGRA VPAの下に敷いて音を出してみたら、案外いいんです。床に直置きのときよりも低域はソリッドになり、リズムが軽快になったようです。解像度、奥行きも出てきました。無垢の木を使ったときのような、自然なひびきを残しながら、合板の利点である「締まり」もあります。

音が固いのに悩んでいるひと、優しいひびきを求めているひと、クラシックなどをゆったり聴きたいひとにはおすすめです。ただ我が家はmuimuiさんと金B先生が来てくれて以来、よりソリッドな低音を求める方向なので、その点ではもうひとつ。アピトン合板で同様のものを作ってみるか、それともスピーカーの置き台に大理石を特注してみようか、いろいろ思案中です。

ちなみにボクはずっとアンプもスピーカーも「床に直置き派」でした。いまでも、下手なボードを使うよりは、ずっといいと思っています。