Mr.Xan

土曜日にクッパさんと一緒に、噂のスキャンテッカーことXanさんのお宅にお邪魔してきました。コニサー3.0を筆頭に、グラスマスターやLyra Titanなど、名だたるハイエンド機器を使いこなす方。その温和は風貌からは想像がつかない、抑えることのできない衝動(?)を秘めた方なのでしょう。

でも、その音は意外なほど自然な音でした。サウンドナチュラリストのボクとしては、とても好きな方向性です。

印象的だったのは、ジャーマンフィジックスのスピーカーの音離れのよさ。音が軽く出てくる感じは得難い魅力です。聞き込んでいくと、立ち上がりの良さとか前後感、解像度を感じるのですが、これみよがしのところがないから、気持ちよく聞けます。低域も、ご本人は「スリム」とおっしゃいますが、Avalonの密閉型よりはずっと量感があります。

コニサー3.0も、雑誌のレビューでは、狂気を感じる音、エンハンス効果を感じる音、と読んだことがありますが、思っていたよりもずっと自然な音。もうちょっとコンパクトで安くて故障に強ければいいんですけど、ね。

真空管パワーアンプ「グラスマスター」もそうですが、こういう個性的な機器を揃えていながら、ナチュラルな音にまとめる手腕は、Xanさんならではのものでしょう。やっぱり、音は人なり、なのか?