もうひとつ、ふと気になったのが聴取位置の高さです。ふつうのSPはツイーターの高さに耳を合わせるといい、と言われています。でもAvalonの場合は後方に8°スラントしているわけで、通常のSPよりも、聴取位置は高くなるのではないか? ということです。

というのも「無線と実験」2005年8月号の、「スピーカー技術の100年」の連載を読むと、高音用ユニットと低音用ユニットが同じ平面に配置されているスピーカーの場合、ツイーターの正面で聴いたほうが歪みがが少ないように思えるのです。

我が家の椅子はツイーターの位置に耳を合わせるにはちょっと高いので、背中をまるめて聴いていたのですが、どうも背中をのばして、SPのトップが少し見えるくらいの位置で聴いたほうが、見通しがいいような、空間表現もいいような気がしました。みなさんは、どうしているのでしょう。