解散してしまった「たま」のベース、Gさんこと滝本晃司のライブに行って来ました。娘にせがまれて。

たまは他のメンバーの個性があまりにも強いため、ベースの印象はない、という人がほとんどかもしれないけれど、実はいちばん変わってるのがGさんだとボクは思っている。Gさんが作る曲は、何度聴いても覚えられない。どれを聴いても同じに聴こえる。どこにでも転がっているようなのに、何にも似ていない。

そのヴォーカルは、ぞわぞわしたものが身体のなかからわいてくるような、不思議な緊張感をともなう。眠気を誘う退屈さと、耳をふさいで逃げ出したくなるような強烈な個性が同居しているのだ。

この日は風邪でノドの調子がいまひとつだったようで、その歌にさらに緊張感が増していた。それなのに、どんな曲をやったのかほとんど記憶がない。。。