こいつは春から縁起がいい、と喜ぶべきなのか。今までの音はなんだったの? と嘆くべきなのか。しかし、究極の「なんにもしない」セッティングなのになあ。ポン置きの極地というか、アースは取ってないし、ケーブルだって付属品かBELDENだし、パワーアンプの下のボードさえはずしちゃったし。

いままでの経験から、システムの状態がよくなったとき、いくつかの兆候に気づく。

1)小さな音でも音楽が伝わる。音量を上げても音が崩れない。
2)機器の特徴、クセと思われたところがなくなる。
3)オーディオ機器がその存在を消し、音楽が現れる。
4)SPから音が離れる。
5)空間が前後左右上下に整合性を持つ。
6)演奏者がなにをやっているか、見える。
7)演奏者の感情が伝わる。
8)リズム感がよくなり、演奏者のノリや音楽の盛り上がりがよく分かる。
9)英語の発音が聞き取りやすくなる。


一方で聴いているほうには、以下のような現象が現れるみたい。私の場合。

1)リズムに合わせて、カラダが自然に動く。
2)ずっと聴いていたい気分になり、次から次へとディスクをかけてしまう。
3)鳥肌が立つ。
4)涙が出る。

まだ4)は一回しか経験したことないけど。