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Complete in a Silent Way Sessions

今年になってから、こればっかり聴いている。マイルスのコンプリートでは「BITCHES BREW」や「ON THE CORNER」も出ているけど、そっちはいまいち。オリジナル曲と未発表曲を並べただけだから（しかも未発表といっても、いままでLPで出ていたものも多い）。

「IN A SILENT WAY」「JACK JOHNSON」ではミックス以前の、オリジナルの演奏が聴ける。これは驚きだ。ジョン・マクラフリンがおそるおそる音を出す、ジョー・ザビヌルとウエイン・ショーターがミステリアスなムードを作り出す、それをマイルスが切り裂く、トニー・ウイリアムスが爆発する。この歴史的な録音の制作過程が、白日の下にさらされているのだ。

プロデューサーのテオ・マセロがどんな編集をしたのかもまる分かり。頼むから「BITCHES BREW」の未編集バージョンも出してくれ！