音の殺しや3

前回書き忘れちゃったけど、電源トランス、強化電源の類いもどうなのだろうか? スイッチング電源の機器に電源トランスをあてがうのは理解できるけど、すでに電源トランスを積んでいる機器にトランスをつけ加えるのにどんな意味があるのだろう。確かに音は変わるけど、本当にいいほうに変わっているのかにゃ〜(江川紹子さん風)。

そしてまたアースというのも「鬼門」であると思う。現代オーディオにおいては、もしかしたら最大の「鬼門」かも? そもそも人はなぜアースをとるのか。欧米では法律でアースを取ることを義務づけているそうだけど、それって安全のためですよね。では日本では? アース電位を低くして、ノイズに強くするため? それって音にいいのだろうか? 音の殺しやのニオイがするにゃ。

かつてヒゲ先生がアースを強化すればするほど、どんどんSNがよくなる。ヴォーカルなんて、点になる、と書かれていた。でもそれっていいことなのか(実際先生は、気持ち悪い、と書かれていた)。そういえばアコリバのRE-9というアクセサリーも使いましたが、SNはよくなったけれどなんとなくノイズっぽい音になってしまい、すぐにはずしてしました。

ぼーぼぼさんの家では、アースをはずしたとたん音が生き生きとしてきたので、それ以来アースは浮かせています。オーディオ機器のアースについては、オーディオデザインさんのHPに分かりやすく書かれている。この考え方でいいと、いまのところは思っています。

そうそう、アースのことで忘れがちなのが、高級電源ケーブルの「真ん中の足」。昔の安っちい電源ケーブルならこういう問題は起こらなかったのだけど。ぼーぼぼ家では電源ケーブルは、「真ん中の足」はすべて浮かし。タップ側だけでなく、機器側も。けっこう効きます。