マルチの良さは圧倒的な鮮度感。でもぼーぼぼさんみたいにバランスの狂ったハイ上がりの音や歪んだ音を鮮度と勘違いしているケースもなきにしもあらず…。マルチが苦手なのは音楽としてのまとまり、しっとりした雰囲気かなあ。音場感も出にくいかも。

一方でネットワーク方式は、バランスはそれなりだけど、どこか隔靴掻痒なところが残る。もちろん、ネットワークなのにとんでもないバランスで鳴らしている人もいるけれど(汗)。

この両方のいいところを取り入れられないか、というのがぼーぼぼさんの目下の関心事だ。ということでここ数日、現用のLE15Aや136AとLE85を目の前にいろいろ考えを巡らしていた(家族には人生の目的を失ってぼーっとしているおっさんに見えたであろう)。

目についたのが、プロ用のJBL4330というシステムだ。こいつは2231Aと2420の2ウエイなのにマルチアンプ仕様という、なんともぜいたくなヤツ。マルチなんだからネットワークレスなんだろうと思っていちおう調べてみると…。なんなのこれ? ちゃんとネットワークがついてるんだ。しかも、見たこともないような回路。

これってなんのためのネットワークなの? ユニット保護のためのローカット、だけでもないような。

http://www.jblproservice.com/pdf/Network%20Schematics/3130%20Network.pdf