NAGRA in DIVA

NAGRAという名前を聞いたのは『ディーヴァ』という映画が最初だった。映画のなかで、女性歌手(自分の演奏の録音は残さない主義)のおっかけ少年が、NAGRAのテープデッキで密かに彼女のコンサートを録音してしまう。コンサート会場の厳重なチェックでも見つからない、小型で高性能のデッキ。値段もべらぼうに高い。

プロ用機器メーカーだったから、まさかコンシューマー用のオーディオ機器が出るとは思っていなかったし、MADE IN SWITZERLANDの高級品、贅沢品というイメージだったから、まさか自分が所有することになるとは思ってもみなかった。

そのことを思い出して、”DIVA"のレコードを探してみました。フランス映画だったから、フランス版がオリジナルなんだろうと思って、これを購入。さて、NAGRAで聴く”DIVA"はどんな音なのでしょう…。

おっと。SPの下のボードは、J1 PROJECTの青いインシュレータ4個で浮かせています。最初は、新宿の岡田屋で買ったいちばん厚手のフェルトをボードの大きさに切って敷いていたのですが、厚さが足りないみたいだったので。Ilungoの楠本さんによれば、市販のタイルカーペットぐらいの厚さが必要だとか。J1 PROJECTにしたら、音はだいぶ違います。ひとつひとつの音に力が出て来たみたいだし、奥行きも深くなったよう。やっぱりフェルト程度では、床とのアイソレーションがきちんとできないのでしょう。しかし、もうSPが押しても引いても動きません(涙)。

フェルトを小さく切って、4カ所に敷いたらどうなんだろう。