Caetano Veroso in London

今回のコンサートでも英語の曲を多く唄っていたCaetanoですが、正直、違和感がないとは言えません。このひとには、やっぱりラテン系の言葉が似合います。でも、このアルバムでは、その違和感、たどたどしさが、亡命中の孤独感とあいまって、なともいえない哀愁がただよいます。

このジャケットを見ても、毛皮にくるまった寒そうなCaetanoが映っています。かわいそ。

で、このレコード、音がいいんです。ヴォーカルやギター、パーカッションの、ニュアンスというか余韻というか。ノイズは多いのに、音がちゃんと立っている。ブラジル盤も、あなどれないなあと思いました。神保町のトニイレコードで購入。