続いてあやしい4人はJRに乗ってlmstさんの家へ。lmstさんはAvalonユーザーの仲間のなかでも、いちばん若いひとり。家族と一緒にお住まいで、自分の部屋をオーディオルームとしてお使い。

 部屋に入れていただいて、まず印象的なのは、初代Eclipseの風格。これ、ウオールナット仕上げ? とにかく渋い。お金持ちの家の家具みたいです。
 でも出てくる音は、渋さとは対極。瑞々しい、つやのある音なんです。こんな音、我が家で出たことがありません(そればっか)。lmstさんが、オーディオでなにを目指しているのか、わかりません。でも、ワタシだったら、この音が出たらもう、調整はおわり。ひたすらCDを聞いていたい。
 やっぱり謎の電源対策が功を奏しているのでしょうか。それともlmstさんの情熱なのか。
 女性ボーカルも色っぽいし、ワタシが持ち込んだジャコ・パストリアスオーケストラも文句なし。ドライブ感、アタック感もじゅうぶん。DAC64ってこんなに良かったっけ(元所有者の涙)。
 音の空間的なことを言えば、けっして広いとは言えないけれど、狭さを感じるものではありません。前後感、左右の広がりも自然。

 もしグレードアップするとしたら、部屋を広げることくらい? というか、グレードアップ禁止。ひとりでいい音にしては、いけません。