オーディオマニアだけの話ではないかもしれませんが、値段が高いもののほうが安いものよりもいいのは当然、と考えるひとは多いと思います。というか、大部分のひとは、そう考える。でも、世の中はそんなに単純ではない、というのはオーディオマニアこそ身にしみて感じる事実であります。

写真では分かりにくいと思うのですが、今まで使用していたFURUTECHの金メッキの壁コンセントを、LEVITONの無メッキのものに変更。気になっていた「きつさ」が解消される方向で、派手さはないけれど、音楽をリラックスして聞ける音。白いコンセントカバーは樹脂性かな? 金属ではないみたいですが。

変化としては、Shunyata Reseachの電源ケーブルをLINNのブルーに替えたときの方向性に似ています。自然で生っぽい表現。でもよく聞き込んでいくと、こちらのほうが細かいニュアンスに富んでいるような気がします。リッキー・リーの「ポップポップ」6曲目では、子供のはしゃぐ姿に自然な前後感を感じます。そしてベースはやけにぶるんぶるん言い出しました。

京都の髭先生の話では、(さらに高価な)ロジウムメッキは歪みが出る(銀メッキは論外)そうなので、金メッキの壁コンを使用して来たのですが、やっぱりメッキなしのほうがいいのでしょうかねー。しばらくは、この方向でいろいろ詰めて行くつもりです。