ProCableさんに注文していた電源ケーブルが到着しました。長さは1メートル、さっそくプリにつないでみました。

意外です。ベルデンの音といえば、太くて厚い、元気のいい音(ジャズ向き?)だと勝手に思っていたのです。それが、すっきりと透明感があって、見通しのいい音。どちらかというと、優しくて柔らかい音。そして、ほのかに甘さのある音なんです。シンバルがガシャーン、バスドラがドスン、という音ではなく、音場が深くなり、ヴォーカルのニュアンスが細やかに出る、感じ。

リッキー・リーの『ポップ・ポップ』6曲目では、サックスの背景で子供にぶつぶつと話しかけるリッキー・リーの声が、より明瞭に聞こえる。アナログを聴いてみると、ジョニ・ミッチェル『cloud』の、ジョニのヴォーカルが、いままでにない優しい表情で唄いかける。

いっぽう、『富樫雅彦&JJスピリッツ プレイズ・ビ・バップVOL.2』なんかでは、もうちょっとガシャーンっていってほしい感じもあります。さて。