で、ナゾの師匠の話の続きなのですが。その方のシステムで使用しているのは独シーメンスのユニットらしいのです。フロントグリルが鍵状に穴があいていたということなので、おそらく有名な25センチのコアキシャルユニットなのでしょう。そのシステムでは、チェロを弾いているひとの指が5本、って分かるというんです。

演奏しているホールの広さが分かる、という話は聞いた事がありますが、弾いてる指の本数が分かるって。オーディオって奥が深すぎる、と実感した次第です。

ところでドイツって、新しい方式のユニットの開発に熱心です。ジャーマン・フィジックスのDDD方式、マンガーユニットを開発したマンガー博士もドイツ人。mblもドイツ。これらは、立ち上がりの良さと位相特性の良さを、同時に追求した結果、たどりついたユニット形式なのかな、と思っています。つまり、ヴィンテージ機器の良さと、現代機器の良さを、両方欲しい! ということ?

ちなみに、私がオーディオ談義をしたひとは、JBLのパラゴンでロックを聴いている方。師匠は「なんだ、このマンガみたいな音」と言ったらしいです。でも、マンガも面白いんですよね。「デスノート」もついに月が告白?したし、「20世紀少年」やっと佳境に。「範馬刃牙」はあと5年は終わらないだろうけど。