昨日はサウンドハウス4Fにて、German Physiks Unicorn Mk2の試聴。写真はTaoさんのBLOGに掲載されていると思うのでそちらを見て欲しいのですが、見た目は、ゴミ焼却炉? 引き出しのない箪笥? という感じ。低域補正用のネットワークは外付け。でもリヴィングにあったら意外と違和感がないかも。で、肝心な音。やっぱりいいですわ。まるでJBL D130を後面開放ボックスに入れたみたい。DDDユニットの立ち上がりの良さは存分に発揮されていて、「サキコロ」ではすべての音が軽く出てくる。たぶん苦手だろうと持って来たマーカス・ミラーもだいじょうぶ。家庭で聴く音量だったら、じゅうぶん楽しめる。意外だったのが元ちとせのヴォーカルがもうひとつだったこと。もうちょっとしっとり出てくれると良かったのだけど。このへんはユニットのエージングなのかな?

もうひとつ気になったのだけど、2年くらい前に5555の7Fで初代Unicornを聴かせてもらったときは、もうちょっと音が「ただよう」感じがあったように思う。SPの存在をまったく感じさせない、そこに楽器があるかのような鳴り方。そのへんはちょっと薄れて来てしまったかも。

ネットワークの違いだろうか。あるいは、やはりバッフル面積が大きくなったことが原因かな? 確かに空間表現はそれほど得意ではない。もしかしたら、もうちょっと壁に近づけて、壁からの反射をうまく利用して鳴らしたほうがいいのかもしれない。あるいはバスレフ?ポートを外側に向けて置くとか。ちなみに値段は先に発売されていた2ウエイのHRS 120と同じだという。