デジタル方式のチャンデバは多機能なため、ついいろいろな機能を使いたくなってしまう。しかし、案外、アナログ時代のようなシンプルな使い方のほうが音はいいのかもしれない。

たとえばクロスオーバー周波数のスロープ。つい24dB/octを試してみたくなるのだが、いまのところ我が家では12dB/octのほうが音がいいようだ。スロープを急にすると、なにか人工的な感じになってしまうのだ。ディレイ機能も最初はおもしろがって使ってみるけれど、どうもオフのほうがよさそう。ユニットごとのレベル合わせも、デジタルでやるよりもパワーアンプ側のボリュームで調整したほうがいい。

ただバイラジアルホーンの高域補正は、必須。DRIVERACK PAは出力ごとにPEQが2つ使えるので、いろいろ組み合わせてカーヴを作っています。これは勉強になるなあ。