あいやー、またデジカメ忘れちゃった(汗)。ということでNaruさん宅を訪れるのは久しぶり。前回はLP12が入った直後だから、3ヶ月ぶりになるのかな。とりあえずは最近出来たというインド料理屋でタリー(カレー2種類にタンドーリチキンもついた定食が1200円というのは安い)を食べて、リスニングルームへ。最近は電動工具を使ってルームアコースティックを調整していたそうで、天井には「スカイライン」、左右の壁には「デジウエイブ」など音響対策アイテムが。QRDの位置も変えたそうですが、その音は?

NaruさんがLP12を買ったと聞けば、meguropolitanさんもびっくりすると思うけど、この音を聴いたら目が点になるんじゃないかな。とにかくきれい。音が広がる。爽やか(爆)。思わず「Naruさんってこういう音が好きだったの?」と訊いてしまいました。高域が耳につきささることもなく、松任谷由実の声がここちよく響きます。以前はSPが目の前にあって、そこから音が出ているという印象だったのに、いまではM9500の存在は消え、音が自在に飛び交います。低域の筋肉質な感じ、高域のテンションの高さがNaruさんのサウンドの特徴だったと思うのですが、もっとインテリジェンスを感じる上質な音へと変貌しているのです。WさんもYanaさんもだーださんも腰を抜かすんじゃないかな。

機器の入れ替えは一切無く、ルームアコースティックとLP12のアームの調整だけでここまで音が変わるとは? 参りましたね。我が家でこの音が出たら、もう卒業でしょう。でもNaruさんちのドスン、ガシャン、も懐かしい…。

続いてROKSAN TMSの贅沢なモノラルシステムも聴かせていただきました。カートリッジはEMINENT SOLO。こちらは、もうちょっとNaruさんらしさが残っています。最近購入したオリジナルのモノラルは、さすがに音の立ち上がりが鋭く、爽快。ボクが持って行ったシェリー・マンもキテましたね。いっぽうでチェット・ベイカーはやわらかく深みのある音で、うっとりと聞き惚れてしまいました。

しかし、オーディオは奥が深い。機器を買い替えているうちは、決してこの音には到達できないでしょう。まいったな。