NAGRA PL-Pはプリアウトが2つあるのだが、なんとなくパワーアンプに近いということで向かって左側の端子だけを使っていた。ところが今日、PL-Pの中をのぞいていて気がついた。向かって右側の端子のほうが、真空管に近い! さっそくプリアウトのラインケーブルをつなぎ替えてみると、音が違う! PL-Pは真空管プリなんだけど、なんとなく真空管っぽさが足りないなあ、と思っていた。音色の濃さはあるんだけど、もうちょっとヴォーカルのニュアンスとか、微細な表現が欲しいと思っていた。その、微妙な感じが出るではないか。

大場商事のHPによれば、PL-Pのプリアウトは真空管から「ダイレクトカップリング」されているという。低域はそれほど出ないけど、微妙なニュアンスは、やっぱりこれじゃないと、というところがあります。

NAGRA VPAを使うようになってもう4年、PL−Pも我が家にやって来てから2年がたちます。そろそろ買い換え?と思っていたのですが、もうちょっと先のことになりそうです。