プリアウトによる音の違い、かなり大きいです。レコードから、いままで聴こえなかったニュアンスや気配感が伝わって来ます。ロリンズの『WAY OUT WEST』(オリジナルじゃないんだけど)では、ドラムスティックでドラムの木の部分を叩いているところが耳に痛いほど。それだけでなく、ブラシでシンバルをこするときのふわっという気配まで出る。そして、シェリー・マンのリズム感覚の凄さ! レイ・ブラウンがスーパーベーシストだということは分かっていたけれど、シェリー・マンも鬼。