さてAIONさんの音を聴いて思い出したのは、白金のガランスのALTEC A8やA氏宅のTANNOY。官能的なんですよ。たとえば我が家なら音像が小さくなりがちなベースが、目の前に大きく浮かびます。ヴァイオリンもやせた感じにならず、濃厚。芳醇。

一方、チェロとバイオリンがからむ現代音楽や、NEXTNEXTさん持参のフルートとオーケストラのCDなど、凶暴なまでの迫力。

ヴォーカルも、音像は大きめながら、しっかりとした解像度を保っているのはさすがです。SPECTRALのプリ、リニアちゃんちでも聴いているけど、性能の高さを感じさせつつ力強く熱い音がでるのがいいですね。

そうそう、滅多にお目にかかれない光悦のカートリッジを聴かせていただいたのは贅沢な体験でした。色っぽいというか妖しいというか、すごいカートリッジです。

珍客3人に対していろいろな音楽を聴かせていただいたのですが、菊池雅章「BEGIN THE BEGUIN」、ボクが持っていったウイントン(下の日記参照)は、我が家のJBL以上のド迫力。あ、最後に聴かせていただいたピアソラのレコードも良かった!

しかし、いわゆる現代ハイエンドのお宅にお邪魔するのも久しぶりだし、音楽を聴いているあいだ、お酒を飲まない試聴会って久しぶりだなあ(爆)。AIONさん、6月になったらぜひ、我が家にも遊びにきてくださいね。