今日は作家の加藤仁さんのお葬式だった。

http://www.asahi.com/obituaries/update/1219/TKY200912190160.html

62歳。あまりにも、あまりにも早い。サラリーマンの定年に関するお仕事が多かった。ご自身もその年齢に達したいま、まさにこれから活躍されるという時だったのに。ご子息が挨拶されたときは、涙が止まらなかった。加藤さんはほんとうにみんなに愛されるひとだったんだなあと思った。

加藤さんとは、作家の岩川隆さんを通じて知り合った。お会いするのは岩川さんを囲む仲間との、年に一回の忘年会が主な場だった。それほど多く言葉を交わしたわけではないけれど、素朴ななかにも熱いものを秘めた語りが好きだった。

岩川さんが亡くなって、その追悼文集を作ろうということになって、ずいぶん時間がたつ。その文集ができるまえに、中心になっていた加藤さんまで亡くなってしまうなんて。残された時間はすごく少ないんだなあと思った。