OLYMPUSのユニットを使っていると言ったら、「昔のジャズがいいでしょう」と言われて言葉につまってしまった。あんまりそういうことは、考えたことがなかった。単純に、優秀なユニットを使って、いいスピーカーを作りたいと思っただけなのだ。

今回のOLYMPUS SE(勝手に命名)の設計では、最優先課題にしたのが中域ユニットと高域ユニットをインラインに配置すること。オリジナルのOLYMPUSで唯一納得できないのがそこだった。

結果的には定位感や奥行き、広がりも問題ナシ。現代の録音を聴いても、古い新しいという意識は起きません。もっとも現代の録音なんてあんまり聴かないけど…。