CD12がスコットランドに旅だってから、しばらくSACDを試したあとはずっとレコードを聴いている。ふと、デジタルは抽象、アナログは具象。そんな言葉が浮かんでくる。デジタルは仮想、アナログは現実、と言ってもいい。

音楽を聴くという意味においてはCDもレコードも同じ価値を持っていると思うけど…。オーディオを調整する上においては、いろんな意味でレコードのほうが分かりやすいと感じている。たとえばabsolute phaseの問題、クロスオーバーの数値、スロープの値など、デジタルでは「どっちでもいいかも?」と感じる点が、レコードだと良し悪しが分かりやすいのだ。

なんでだろ〜。