馬鹿

ところで。瀬川さんもそうだけど、オーディオとカメラは同列で語られることが多いように思う。確かにカメラに興味があるオーディオファイルは多いだろうし、オーディオを趣味にしているカメラマンの方も最近また、増えてきている。同じメカものとして、共通の魅力があるのは確かだろう。

でもボクが知る限り、上手いカメラマン(近頃はフォトグラファーという)はあんまり機材にこだわらない。いろんなカメラをとっかえひっかえ、ということはまず無いし、とんでもない高額のカメラを使っている人もいない。

一方でオーディオの場合、高額なシステムを所有することがリスペクトの対象になっているような、へんなところがある。新しい機器を買うと、「おめ」と祝福されるのはうれしいが、ほんらいなら「馬鹿!」と罵られるべきではないかと思う。

もちろんプロとアマチュアの違いはあるけれど。あれこれ機器を買い替えることがオーディオの楽しさではない、ということは自戒の意味を込めて書いておかなければ(オーディオをそんなふうにしたのはメディアの責任が大であろう)。

それにしてもmachinistさんとmeguropolitanさんの写真の上手さはハンパじゃないんだよな。