音の殺しや

「オーディオは、機器を買って来てつなぐだけの趣味ではない」。確かこんな意味のことを菅野沖彦氏が言っていた(ファイルウエッブの連続インタビューだったかな)。だが実際には、「買って来てつないだだけ」のほうがよっぽどまし、と思う音があふれている。いったいどうしたことか。

何百万円、いや総額何千万円のシステムなのに、まるで音楽が伝わってこない。音楽が死んでいる。なんなんだ、これは。

どうやら「音の殺しや」がいるようだ。某ショップの店長ではない。ほんとうに音を、音楽を殺してしまうのだ。では、殺すのは誰だ? 犯人は?

ぼーぼぼさんは、犯人の目星はついているという。容疑者は…いま気になるのは、オーディオ用の電源工事だ。200Vもあやしい。でも一番疑わしいのはアース、およびその周辺だ。高級ケーブル、インシュレーターやラック、カーボン類、部屋の音響を整えるアクセサリーもあやしい。CDおよびデジタル関係は、そもそも疑わしい。クロックとか。

腰を抜かすような高額機器を、平気で初心者に売りつけるショップも疑わしい。値段を高くするためだけに新製品を作っているようなメーカーもおかしいし、それに関わるジャーナリズムもあやしすぎる。

しかし、第一発見者を疑えというのは事件の鉄則。ぼーぼぼさん、一番あやしいのはあなただ!

(すみません、つまらないオチで。でも続きがありますから)