音の殺しや2

若いオーディオマニアは知らないだろうけど、かつてルビーさんという人がいた。他所の音についてむちゃくちゃ書くことで有名だったが、HPはあるときプツリと更新されなくなってしまった…。たぶんルビーさんは正直だったのだと思う。ひどいと思ったから、ひどいと書いただけなのだ。もちろんぼーぼぼさんは自分の音のひどさを自覚しているから、他所の音をけなすなんてことはできません。

ところでぶっちゃけ、オーディオ用電源工事ってどうなのだろうか? どうも、専用電源の工事をやったお宅の多くが、それ以前より音が悪くなるような気がするのだが、気のせいだろうか。みょうに肩に力が入っているようで、みょうに力が抜けちゃったような、みょうな音になるような…。

ぼーぼぼさんは某電機さんが専用電源工事を始めてすぐ、ショールームを訪ねたことがあるが、音を聞かせてもらって工事は断念したそうだ。カチンコチンの音で、好みにあわなかったのだ。

では専用電源は、なぜ音を殺すのか? ジャンパーに使う部材や太いケーブルが電界強度を高める、という先生がいる。ぼーぼぼさんは、ひとつのブレイカーにひとつの機器をあてがうような使い方に問題ありと考えている。それだけ電源の取り回しの距離が長くなり、複雑になってしまうから。

専用電源を導入する人は200Vを入れている人が多いと思うけど、ぼーぼぼさんの家では200Vを止めたとたん音がよくなったという。なぜ200Vが音を殺すのかよく分からないが、NAGRA PL-Pのマニュアルによればヨーロッパの220Vと日本の200Vは違うらしい。かないまるさんのHPも参照のこと。

そういえば『ジャズ喫茶 ベイシーの選択』には、専用電源から普通の家庭用電源に戻したら、昔の音が戻って来たというくだりがある。そのあたりのことを菅原さんに聞いてこよう。