体育会系オーディオというのは、肉体派だとかちょっと乱暴な音だとか、そういう意味だけでなく…。体育会系って、目的がはっきりしていると思うんです。試合で勝つ、いい記録を出す、規定に沿った演技をする…。オーディオの場合なら、理想の音というものがあって、それを出すべく努力するタイプ。レコードが録音された現場みたいな音を出したい、演奏者がそこにいるように再生したい、というのもこの分類に入るでしょう。ボクのようなちゃらんぽらんでも、そういう方向性は持っています。

でも。たとえば110さんとかkekeさんはそういうタイプじゃないのでは? 体操でいえば、芸術点重視? 原音再生よりも、自分にとって美しい音、ハマる音を追い求める。それはあるときには、原音より美しかったりする。それも、オーディオ的快感のひとつ。

今週末、110さんの音を聴かせていただけることになりました。FM ACOUSITCSで鳴らすAVALON DIAMOND。楽しみ!