1月6日は、オーディオ界では数少ない人格者として知られる、Xanさん宅で試聴会。参加者はNaruさん、Jeyさん、YUさん。2年ぶりとなるXanさんのシステムは、スピーカーがオーディオフィジックからアヴァロンダイヤモンドになった以外はほぼそのまま。パワーアンプはオーディオフィジックのストラダ、プリアンプはコニサー3.0、SACDプレーヤーがソニー、アナログはオラクルとイメディアです。しかし、やはりスピーカーの変更は大きいです。

CDから試聴を始めたのですが、オーケストラではごく自然に音場が前後左右に広がります。この環境(六畳の和室)でこういう音が聴けるとは思いませんでした。低域も、出るときは出るという感じで、システムのポテンシャルの高さを感じます。

でも、アナログは次元が違いました。イメディアのプレーヤーとライラのタイタン、それにコニサーのフォノ部の組み合わせはさすが。ピチカートファイブのレコードでは、密度感のある、楽しい音を聴かせてくれました。しかし、ボク的にはさらに素晴らしいと思ったのは、オラクル+ドリアンモノによるモノラルレコードの再生。マイルスの「リラクシン」では実体感と奥行きが両立した、見事な音。盤はOJCなのに(でもOJCが意外と音がいいのはよく知られる事実)。

難しい環境のなかで、オーディオをとことん楽しんでいるXanさん。「もう機器を買い替えることはないかも」「もっと柔らかくて取り回しのいいケーブルが欲しい」との言葉もうれしいじゃないですか。もちろんこのシステムのポテンシャルは、もっともっと奥深いものがあると思いますが、それは将来の楽しみということで。

Xanさん、ほんとありがとうございました。YUさん、こんどは電車で来てね。Naruさん、Jeyさん、あんまり飲み過ぎないように。