Lapita (ラピタ) 2008年 02月号 [雑誌]

Lapita (ラピタ) 2008年 02月号 [雑誌]

オーディオ雑誌を読んでも、「へえ」とか「ほう」と思うことが少なくなってしまいましたが…。雑誌「Lapita」2月号では、どこかで見たような特集をやっています。でも、松任谷正隆さんとユーミンのレコードを聴くっていうのがいいじゃないですか。そのなかでいくつか、「へえ」と思った発言が。

「LPだとシンセサイザーの名前まで鮮明に思い出せる」「LPはボーカル、演奏者全員が一歩前」「ギターのスペース感が違い、CDは狭く、LPは広い」「ハイエンドオーディオで状態のいいLPを聴くのが最高。CDは絶対にかなわない」

CDは生じゃない、再加熱したような音だとの発言を受けて、「それがわかっているから、機内食のように再加熱しても美味しく食べられるような音作りが欠かせない」。初めてアナログをデジタルにトランスファーしたとき、音がスカスカになって「最初からやり直しだ!」と叫んだというエピソードも面白い。

同じ号ではギタリストの渡辺香津美さんが「TO CHI KA」のリマスター盤LPを聴いて、「レコーディング風景が蘇る」「演奏がうまく聴こえてしまう」と語っている。別のコーナーではクリス・ペプラーさんが、CDより、リマスターLPより、やっぱりオリジナル(発表当時のフツーのLP?)のほうがいいと発言している。

こうした発言を読んでいて、思い出したのがこのページ。http://www.ne.jp/asahi/solanon/non/audio/audio20.html ボクが真空管アンプを使うきっかけとなったサイトなのですが、今読んでもなるほどと思うことが多い。

しかし、ここまで言われると逆に、CDをもっとうまく鳴らしてやらなきゃ、と思います。だって元ちとせのLP無いんだもん。