1960年 D50S6、D50S7、D50S8発売
1962年 ウーファーがLE15からLE15Aに変更される
1964年 D50S8に075を加えた3ウエイバージョンが登場 D50S12、D50S14発売
1965年 D50S7R、D50S8R発売

OLYMPUS関係の年表から見えてくること。LE15Aと375の2ウエイではやはり高域の伸びに不満が出たのだろう。075を追加したが、こんどは低域が足りなくって、パッシブラジエーターを加えたバージョンが発売された。これが最終バージョンとなり、10年以上販売されることになる。OLYMPUSといえばこのバージョンと考えられるようになった。

もっとも当初の本命はLE85のバージョンだったらしい。LE85とLE15の組み合わせはバランス的にも最高だったが、当時の社長ビル・トーマスがフラッグシップのドライバー375の使用にこだわったのだという。気持ちは分かるけど。