昨日紹介した「サウンド与太噺」のサイトに面白いエピソードが載っていた。1978年にアルテックA7のクロスオーバー周波数の仕様が500Hzから1200Hzになったとき、映画関係者から「高倉健の声が出なくなった」とクレームがあったという。

さらに、スピーチが音楽や効果音と同時に再生されるような音源の場合にはクロスオーバ500 Hzがいい(映画館でA7を使う場合には500 Hz)。スピーチだけが単独で再生されるような音源の場合には800 Hz。コンサート等で生の楽器の再生をする場合には1,200 Hzのクロスオーバを使用すると、パンチのあるサウンドを再生できるという。これは参考になりますな。