このサイトが興味深い。特に【スピーカの端子(極性の問題)】という項目。これはアルテックのマニュアルの翻訳なのだろうか。

内容をかいつまんでみると…。元々ウエスタンでは、SP端子はL1、L2と名付けられていた。L1にプラスの電圧をかけたとき、ボイスコイルを磁石から押し出す仕様だった。その結果、ウーハーは前に、磁石の後ろにダイアフラムがあるコンプレッション・ドライバーは後ろに動くことになる。

つまり、ウーハーとドライバーが逆の動きをする(極性が逆)のは、ウエスタン時代からの仕様なのだ。アルテックでも60年代の後半までは、この仕様を踏襲。ランシングはJBLのユニットをアルテックの逆になるように作った(おそらくパテントの問題から)。JBLのウーハーが逆相、375が正相である理由は、ここにあったと考えるのが自然だ(175は正相?逆相?)。

ただし、これらユニットの使用方法については、「それをどのように解釈をして使うかは<L1,L2>とマークされている端子を持つコンポーネントを使用している全ての人々によって選択されるべきでしょう」というよく分からない記述になっている。ん〜。