Elis & Tom (Dig)

Elis & Tom (Dig)

ぼーぼぼさんを筆頭に人格破綻者ばかりと言われるオーディオ界にあって、一服の清涼剤、砂漠のオアシス、最後の砦といえばJeyさんである。昨日はJeyさんの避難所、もとい、仕事部屋を襲撃しました。いやいや、以前おジャマしたときとはえらい違いでした。

ヴォーカルは濃く、色っぽく、リズムは生き生きとはずみ、ギターはつやっぽく響きます。なにより音楽を素直に楽しめる。オーディオをやっている方をいろいろ訪ね歩いても、ほんとうにこういう音は少ないんですよ。ディス・イズ・オーディオ的な、音は鳴ってるけど音楽が聴こえない、というのはもうたくさん。ああ、このお弁当箱を我が家のLE15Aの箱の上に置いたらいいだろうなあ…。

ちょっと口に出せないあそことあそこをいじっているのは確かなのですが、やっぱりJeyさんの地道な、長年の努力が実を結んだと言っていいのではないか。フィリップスのCDプレイヤーの力は大きいのでしょう。情報が音楽になる、という感じ

上の写真はエリス・レジーナアントニオ・カルロス・ジョビンのデュオ。「これいいねえ〜」と言ったら、「持ってないんですか? じゃあ」といただいてしまいました。おねだりしてみるものです! 珍しい江利チエミの「テネシー・ワルツ」(SPをCD化したもの)なんぞを聴かせていただいたのですが、これがまた意外な展開を…。